薬に頼らず“触れるだけ”で頭痛を改善？
「ひだまりショット」で頭痛治療家を1,000人育てる──日比大介の覚悟と令和の虎での波乱
「日本中の頭痛を治したいんです」
令和の虎・特別編に登場した日比大介は、静かで穏やかな語り口ながらも、目の奥には確かな情熱を宿していた。
整体師として長年活動してきた彼は、独自に編み出した“頭痛治療法”を武器に、全国1,000人の治療家育成を目指す壮大なビジョンを掲げる。
しかしそのプレゼンは、出資者たちから「こんなビジネス、許せない！」という厳しい声を引き出すほど、賛否を呼ぶものだった。
「治療」は病院だけのものじゃない
日比が開発したのは、「ひだまりショット」と呼ばれるソフトな手技療法。
首の骨（特に頚椎2番）の歪みに着目し、筋肉の緊張や神経の圧迫を緩和するという。
薬を使わず、たった数分間“優しく触れる”ことで頭痛を改善へ導くという施術だ。
彼自身もかつて重度の頭痛に苦しみ、何年も薬を飲み続けた経験がある。
だが、ある時ふとした施術で首を調整された瞬間に頭痛がすっと消えた──その体験から独自の研究を重ね、「ひだまりショット」は誕生した。
1,000人の「頭痛治療家」を育てる理由
「3,000万人の頭痛患者に対して、治療家が圧倒的に足りない」
この課題を前に、日比は自ら「ひだまりショット」の技術を教える塾を開講。すでに100人以上が受講し、各地で開業している。
患者はもちろん、教わる側の人生も変えていく──それが彼の信念だ。
特に注目すべきは、治療家を志す人たちの中には主婦やサラリーマン、セラピストなど、医療従事者ではない層も多く含まれること。
日比は「誰でも学べる」「人を癒やす力を持てる」と信じており、セミナー形式で技術と理念を伝えている。
スタジオで巻き起こる論争
番組内では、出資者たちから厳しい意見も飛び交った。
科学的根拠は？」「再現性はあるのか？」「人の体を扱う責任はどう考えているのか？」
その全てに対し、日比は冷静に答えていく。
「ひだまりショットは“治療”ではなく、“自然治癒力のサポート”。体は本来、回復する力を持っている。それを取り戻す手助けをしているだけ」と彼は語る。
実際、施術を体験した虎の一人は「本当に頭が軽くなった」と驚きを見せた。だが、それでも一部の虎は懐疑的だった。
「理屈が通っても、ビジネスとして成立しなければ意味がない」と。
「ビジネスより、志を共有したい」
日比が令和の虎に求めたのは、単なる“資金”ではなかった。
「ビジネスとしての支援ではなく、“理念に共感してくれる仲間”が欲しいんです」
彼が目指しているのは、マッサージでも医療でもない、新しい“人を癒やす仕事”の確立。
そのための第一歩として、出資者には「肩こり体操ライブ」や「ひだまり整体の普及」など社会活動への協力も訴えた。
医療のすき間にある「希望の場所」
日比の挑戦は、医学と民間療法の間にあるグレーゾーンを歩んでいる。エビデンスを武器に戦う西洋医学と、体験や直感から成り立つ整体。
そのどちらにも属さず、両方の良さを活かそうとする彼の立ち位置は非常に繊細だ。
だが、そこにこそ彼の本質がある。
「頭痛で仕事ができない」「子どもと遊べない」──そんな生活を変える術を持つのなら、それは立派な“社会貢献”だと、日比は信じている。
今後の展望──「頭痛ゼロのまち」をつくる
日比はすでに東京・表参道に2号店を開設。今後は大阪・福岡・札幌など全国主要都市への展開も構想中だ。また地元蒲郡には“頭痛を治す研究所”の開設も準備している。
さらに、頭痛治療家を中心とした「頭痛フリーコミュニティ」を全国各地に作り、心身の健康とQOL向上を実現していくのが最終的なゴールだという。
おわりに
「ビジネスとして成功することよりも、多くの人の人生を明るくしたい」──。
一見、非合理にも思えるその想いにこそ、多くの人が心を動かされている。
令和の虎で交わされた議論は、そのすべてが“正解”とは限らない。
だが、日比大介という一人の男が掲げるビジョンは、これからの医療・ケアの在り方に新しい問いを投げかけていることは間違いない。
今、彼が始めた「ひだまりショット」は、単なる治療法ではなく、社会の仕組みをも変える“優しい革命”の序章なのかもしれない。
視聴者の声
@minini_a
さすが整体師。医者の怒りのツボを的確に押していく
@UJraw
これおもろすぎて好き
@ひらゆう-u9o
医療に携わっている者としての1意見です。
このプランは患者対象が「頭痛」なのがまずい。偏頭痛と診断された人がやってくるとのことでしたが、病院を嫌う人はクリニックで診断を受けずに、1番最初に来る可能性がある。そうすると何がおこるか「二次性頭痛（危険な頭痛）」が見落とされる。そうなると命に直結します。やるとしても必ず医師が介入、診断書の提出は絶対必要です。
@tomboku5754
それは賛同。西洋医療で治らないのならの選択肢として利用したほうが間違いは少なくなるの思いますね
@genkouyousi
まじで医学に関しては厳しくあってくれ
お気持ちを許す世界じゃない
@太郎山田-i8z5q
厳しいのと失礼なのは違うけどな
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